税理士試験は直前期に入ってるころだと思います。
直前期は講義→答練と交互に授業が行われますね。
答練の理論はカリキュアムで公表されていますが、講師によっては更に絞って教えてくれます。
この講師による予告理論を聞くべきか、聞かないでやるべきかというそれぞれの考え方があると思います。
最初は予告理論を聞いていなかった
税法を始めた当初は聞いていませんでした。
予告理論を聞いてやるなんて邪道で本試験の理論は予告していないだろという考えでした。
しかし、税理士試験に専念して受験するのであれば勉強時間が確保できるから良いかもしれませんが、大学行きながら・仕事をしながら受験をする場合は税理士試験のみに時間が割けません。
そして自分は理論が大の苦手でした。
受験生時代はなんで税理士を目指してしまったんだろうとナーバスになるほど書けませんでした。
そんな状態ですので予告を聞かないでやっていた時は、答練の理論が少しだけ書いてほぼ空欄で提出する状態でした。
答練で良い点を取るという短期目標
答練で良い点数を取るというのは良い短期目標になります。
中期目標として科目合格、長期目標は官報合格になると思います。
(税理士試験の科目合格は短期目標、ただの通過点と言う人は2,3年で官報合格する出来る人の思考です)
人は目標が無いと成長しにくいです。
答練で点数が取れないと凹んでモチベーションが下がりました。
そして段々と答練受けたくないという感情が生まれて、フェードアウトしていきます。
目の前の答練を解いてモチベーションを保つのも重要です。
答練の良い得点を取るためには理論を覚えなければ書けません。
そのためには理論を絞る必要がありました。
短期記憶から中期記憶へ
短期記憶とは数十秒から数十分という短時間保持される記憶を言うみたいですので厳密に言えば不正確ですが、ここでいう短期記憶は数日程度の記憶として書きます。
答練の為に覚えた理論はすぐ忘れてしまいます。
しかし、一度覚えた上に一度答練で書いています。
もう一度覚えるのは最初に覚えた時よりも短い時間で覚えられます。
また、答練は何回も解き直しますのでそこでも覚えられます。
忘れたら覚えて、忘れたら覚えてを繰り返すことにより短期記憶から中期記憶(1ヶ月ほどの記憶)に移行できます。
一つの答練につき2~4つ理論を覚えることが出来ます。
もちろんこれだけでは足りませんが、答練で出る理論は重要度が高いものがほとんどです。
答練で出た問題は必ず解けるというのは一つの武器です。
理論が得意な人から見たら甘すぎるかもしれませんが、理論が苦手ゆえの策でした。
聞くことのデメリット
当然ながら本試験は理論は予告されていません。
また、全国公開模試・全国統一模試は予告がありません。
(講師によっては直前の授業でこっそり話している人も居るみたいですが)
予告理論を聞いて毎回答練を解いていると通常の答練では得点取れるのに、全国公開模試・全国統一模試はでは得点が取れないという状態になります。
ただこれは、もう諦めるしかないかなと思ってました。
全国統一模試(TAC)であれえば1ヶ月半ほど、全国公開模試(大原)であれば1ヶ月ほど本試験まで時間があります。
本試験までに合格レベルに持っていければいいと割り切りました。
ちなみに自分は全国公開模試・全国統一模試でA判定以上を取ったことがありません。
それでも合格はしましたので全国公開模試・全国統一模試の判定で一喜一憂する必要はありません。
毎回予告理論を聞くことにより初見の出題に対する対応力がなくなるという考え方があります。
先程も書きましたが全国公開模試・全国統一模試は予告なしで受けます。
それと試験前のオプション講義で初見の総合問題を解くのもあります。
それなりに初見の問題は解く機会があります。
もし不安であれば会計人コースなどの直前対策を特集している物を購入し、解くのも一つの手です。
まとめ
答練で高得点を取る必要はありません。
ですが全く出来ないのは出来ないで辛いものです。
一番重要なのは本試験までモチベーションを保ち、合格レベルに達するかです。
合格するとしないのでは大きな違いです。
考え方はそれぞれあります。
合う合わないもあります。
ご自身であったやり方を是非見つけてください。